CRD 信用保証協会スコアリング
多くの中小企業が、信用保証協会を利用されていると思います。
その時、審査は一体どのような基準で行われているのだろうと思った方は大勢いらっしゃると思います。
殆どの場合は、金融機関経由で審査の可否を聞くだけで、いわゆる事後承諾と言うことになっています。
これを事前に知ることが出来れば、資金調達に随分役立つのではないかと思ったことはありませんか?
実は、信用保証協会が一つの指標としているのが、経済産業省・中小企業庁の主導で有限責任法人CRD協会に蓄積されているデータを利用して経営診断を行う、通称CRD診断と呼ばれるものなのです。
このシステムは、中小企業信用リスク情報データベース(略称CRD)に蓄積されている約100万社の中小企業(うち7割は、年商3億円以下の比較的小規模な企業)の財務データを用いて構築されており、このシステムに貴社の決算情報(最新2期分)を入力すると、CRDに蓄積された同業他社のデータと比較することができ、業界の中での貴社の各財務指標値の優劣を知ることができます。
最も重要な指標は、安全性指標を取り出して、同業種のデフォルト企業(借入金の延滞などにより債務不履行に陥った企業)と比較することで、経営の危険度についても知ることができます。
そして、これらの結果で保証料のランクが決まったり当座貸越根保証等の審査に関連してきます。
このCRD診断が全てではありませんが、審査の一部に採用されていることは保証協会のパンフレットにも記載されております。
診断は無料となっておりますので下記から是非トライして見て下さい。