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121.コロナ後のマーケットは?

2021年3月4日

コロナ融資を受けて、ただただコロナが通り過ぎるのを待っている方がいます。
しかしながら、コロナが終息しても元のマーケットに戻ると安易に考えていると予想外の事が起きたりすると思います。
特に、コロナ禍で売上が大きくダウンした業界ほど、少しでも売上を維持するために色々と工夫されて、それが定着しつつあるアイディアは、終息しても一定の需要を維持する可能性があるからです。
例えば飲食店などで、テイクアウトメニューを開発し、ウーバーイーツ等を使ってマーケット開拓をしていれば、その需要はコロナ終息後にも一定割合で残る可能性があります。
そのような工夫をした飲食店が多ければ多い程、コロナ終息後も店に足を運ばず、テイクアウトメニューだけの利用する人も一定数いると思います。
そうなりますと、コロナが終息すればマーケットが元に戻り、また同じ売上が上がると単純に考えていた方は、予想が外れて困る事になり兼ねません。
コロナ後のマーケットがどのように変化するのかを、出来るだけ早く予測するには、同業種の上場会社の四半期ごとの決算短信を見れば、どのような手を打っているとか、売上が落ちていないとか、色々な事がわかります。
つまり、同じ業界の上場会社の動向を見ていれば、コロナ禍で打っている手が効いているのか、そうでもないのかぐらいは解ると思います。
打った手が的確で、コロナ禍でも売上を戻している上場会社があれば、どのような手を打っているかを調べると良いと思います。
それがコロナ終息後でも通用する手であるならば、マーケットは以前と同じにはならないでしょう。
そのような手は、真似するか、資金が掛かり過ぎるようであれば、中小企業用にアレンジしてでも取り入れるべきだと思います。
このように、コロナ終息後のマーケットが、そのまま元に戻るのか、或いは何かが変わり、元通りにはならないのかは、同業種の上場会社の動向を見ていると、方向性が想像できる事がありますので、是非調べて見て下さい。

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