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116.今年一年を振り返って思う事?

2020年12月19日

今年はコロナに始まり、コロナで終わった感じです。
金融関連にも明暗がありました。
2月頃から始まりましたコロナ融資が蔓延し、銀行は大忙しでした。
それに比べて、不動産担保ローンやファクタリングやABLなどを取扱っているノンバンクが被害にあいました。
コロナ融資の審査基準が緩いので、普通であればノンバンクで借りるしかないような財務内容の会社でもコロナ融資が下りたからです。
また、弊社を含むコンサルティング会社も被害に遭いました。
通常であれば、融資が受けられないような財務内容の会社が、コンサルティング会社に相談しなくても日本政策金融公庫や銀行に相談すればコロナ関連融資を簡単に借りられたからです。
ただ、弊社は以前から行っておりましたM&Aの経験を活かし、事業承継の一つの手段となるスモールM&Aにシフトしてコロナ危機に対応しておりました。
しかしながら、6月頃からコロナの影響で安くなった会社や不動産を買いたい人達からの購入資金の調達の相談が多く入るようになりました。
コンサルティング会社が沢山あるなかで、M&A用の資金調達や高額な不動産購入資金の調達にノウハウのある会社が中々ないとの事で、弊社にたどり着いたと言う有難いお客様から沢山の相談を受けました。
そうしている内に、9月位からコロナ融資を使いつくしそうだと言う相談も増えて来ました。
毎年、思う事ではありますが、相談に来られた会社の全てを助ける事はできません。
しかしながら、本当は全ての会社は助かります。
ただ、助けるまでに多くの専門家の手が必要になり、多くの時間とお金が掛かりますので、現実的ではないだけなのです。
何故そうなるのかと言いますと、病気と同じで軽症の内に病院に行けば簡単な治療で完治し、治療費も大したことにはなりません。
重病になってから病院に掛かれば、入院や手術が必要になり、治療費や入院費が高くなるのと似ています。
それでも病気と違うのは、病気はお金が無いからと言って放置すれば死に至る事もあります。
しかしながら、会社は社長が倒産しないと決めれば倒産はしません。
商売に励み、それでも返済が出来なければ返済をストップして、代位弁済を受けたからと言って倒産する訳ではありません。
また、支払ができなくなっても倒産するわけではありません。
仕入先に迷惑を掛けても、別の仕入先から仕入れ、前の仕入先には分割で返済している人もいます。
それでも、社長が倒産しないと思う限り会社は倒産しません。
コロナ禍で弱気になっている経営者の方々も結構いらっしゃると思いますが、会社は諦めなければ倒産はしないのですから、勇気を持って切り抜けて欲しいと思います。
最後になりましたが、来年はワクチンも期待できますのでコロナ被害から抜出し、皆さまの商売が繁盛しますよう心からお祈り致しております。
それでは、良いお年を!





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